August 27 2011. Written in Fukui prefecture, Japan
富山再訪問
世界旅行の最初の目的地は富山だった。
17歳のとき、1年間留学した町だ。当時は東京へ行きたくて仕方ない気持ちもあったが、今となっては懐かしい、大好きな町だ。
東京の自宅を11時半頃に出て、鈍行で富山に向かい、着いたのは深夜00:30頃だった。漫画喫茶店かネットカフェならすぐ駅前にあるだろうと思ったが、駅前にそんなものはないらしい。
それでも重い鞄を背負って、ヘトヘトになりながら思い出にふけながら歩いて行くと、40分くらいすると漫画喫茶店が見えてきた。
翌日は旧友のSくんに会ってきた。人付き合いの良いやつで、離れていても必ず定期的に連絡してくれる。ホストファミリーを除けば、富山留学時代に知り合った人で、未だに関わりがあるのは彼くらいだ。
彼は昨年に奈良の大学院を卒業して、将来浪曲家になるらしい。好きなことに対して異常なほどに熱心な彼が自分の道を着実に歩んでいるのを見ていると楽しい。
夕方からはホストファミリーに会い、伏木にあるおばあさんとおじいさんのこぢんまりとしたしゃれた喫茶店にて親戚一同で食事した。これも昔から来る場所で、貴重な思い出がたくさんある。
みなさんと楽しく話し、元気な子どもたちを見守りながら美味しいお寿司をたくさん食べた。一生記憶に残る素敵な食事会だった。
僕が留学していた当時、赤ん坊だった女の子は小学校4年生になり、小学校4年生だった女の子は、今では高校生になっている。そう考えると、富山に留学していた頃はずいぶんと昔のことにみえてきた。
ホストファミリーの家に帰宅すると、お父さんが「一緒にビールを飲もう」と誘ってくれた。ビールは苦手なのだが、お父さんの誘いが嬉しかった。素晴らしいホストファミリーに恵まれた、と改めて思った。
久しぶりに、17歳の頃の自分に嫉妬した。
1 件のコメント:
素敵なホストファミリーに出会えて本当によかったね:)
コメントを投稿