2011年8月19日金曜日

感謝

August 18, 2011 Written in Blaricum, The Netherlands

一切社交性・社会性のないブログを書くつもりなので、誰々さんありがとうございましたとか、申し訳ありませんでした、とか、そんな義務的な文章とは無縁のブログにしたいところです。

ところが、今回は義務的に感謝したのではなく、心から感謝した。だから、たとえ非社交的・非社会的なブログであろうと関係ない。

今から1週間ちょっと前。

私にとって、一つの時代が終わった。空手の道場から離れた。

長年道場で汗を流して、その場所を後にした今、複雑な気分です。

先生と最後にお別れして、駅のホームで電車を待っていたら「もう道場生ではなくなった」と初めて実感した。これからやりたいことに真剣に挑むことができる嬉しさも感じたが、同時にとても空しい気分にもなった。

「世に名を知らしめてこい」と先生が別れ際に笑顔で言った。私がいなくなることで困ることがいっぱいあるはずなのに、まだ弟子だと思ってくれているようだったし、私が夢を叶えることを楽しみにしてくれていることも感じられた。

先生だけでなく、一同道場生もみなさんもとても暖かく見送ってくれた。

たとえばIという名の大先輩。
火曜日の最後の指導が終わり、道場を閉めようとすると現れた。最後に手合わせをしてくれ、熱いスパーリングが永遠のように続いた。彼の素早い突き蹴りに与えられた痣が友情の印のように今も残っている。

それからY道場やM道場のみなさんが、自分のためにわざわざ送別会まで用意してくれた。自分との思い出を語るみなさんを見ていると、少しだけ涙が出そうになった。

今後期待の若手選手も、若武者らしくカラオケのブースで一緒に朝を迎えた。

少年部のみなさんのかわいいお手紙やお絵、それからたくさんのプレゼント、本当にありがとう!

いつかまた会いたい。いつかまた空手がやりたい。心からそう思った。

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