September 5, 2011. Written on the train from Busan to Seoul
日本からの旅客
9月2日の夜、ソウルに着いたのが遅かったので駅前の健康ランドで日を明かした。その翌日は前もって調べたゲストハウスに向かった。Kim’s guesthouseというところだが、以前に世界を旅していた人のサイトで勧められていたゲストハウスだ。私の大好きなサイトで、たくさんの影響を受けています。釜山でも、このサイトで勧められていた宿に泊まろうとしたが、長い時間探したあげく、もう存在しないことが発覚した。だが、今回は、まだあるかどうかをちゃんとインターネットで調べてから向かった。インターネットで指定された駅で降り、地図どおりに進んでいくと、ゲストハウスが難なく見つかった。ところが、チェックインできる時間まであと15分くらいあったので、コンビニでジュースとおにぎりを買って食べた。
ゲストハウスの入り口には大きな木の門があり、風格のある古い建物だった。
中に入ると、数人の東ヨーロッパの見た目をした女の子がテレビを見ており、韓国人の掃除おばさんがいた。宿の支配人はいないようだ。掃除のおばさんは僕に椅子を出してくれて、目の前に腕力のありそうな扇風機を置いてかけた。ここでちょっと待っててね、と言いたいようだ。
東ヨーロッパの女の子の一人が奥にある電話機を指した。
「チェックイン希望者はこちらにかけてください」と電話番号が書いてあった。
電話すると、中年の女性の声が聞こえた。僕はチェックインしたい旨を伝え、女性はすぐに向かうと言った。
女性が現れると、僕の顔を少しばかりびっくりしたように見てから、事務所の中に招いてくれた。
「あなた、日本から来たかしら?」と彼女はいきなり言った。
「はい、そうです」と僕は驚いて言う。一体なぜそんなことがわかるのだろう。「どうしてわかったんですか?」
「あなたの英語の発音でわかったのよ」と女性は言った。
「あなたの英語の発音でわかったのよ」と女性は言った。
少しばかり日本に長くいすぎたようだ。
女性の名は金さんで、このゲストハウスの支配人である。韓国語はもちろん、英語と日本語も流暢に話す。
金さんが部屋まで案内してくれた。正午であるにもかかわらず、まだ寝ている客が二人もいた。一人は日本人らしき男だが、髪型や態度からすれば、韓国人になり切ろうとしている様子が伺える。それから、ロシア人らしき女性がいかにもだるそうに、ちょうど起きようとしているところだった。後に知ったのだが、彼女はロシアンではなく、フランス人らしい。
僕はひとまず荷物をおろし、インターネットであれこれ調べてから、とりあえず外に出てこの界隈を探検することにした。
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