2012年1月17日火曜日

年末の海


January 12, 2011. Written in Xiamen, China

年末の海

2011年も残りわずかというところで、フランスの友人らと香港の海へ行くことになった。最初は地下鉄で 筲箕湾駅まで行き、まずそこで昼食を取ることにした。屋台が並んでおり、唐揚げやてんぷら、それから新鮮なドラゴンフルーツジュースを買って公園で食べた。町外れのようで、東京の郊外に少し似た雰囲気が漂う。屋台で買ったものはみんな美味しく、一日の出かけの始まりとしては悪くなかった。


この駅から、バスで海へ向かった。まずは山を越え、越えるに連れてきれいな海が少しずつ見えてきた。途中には人の家も何もなく、バスが停車することもなく進んだ。香港だとは
ちょっと信じがたい。

たどり着くと、いかにも海の町らしい町並みが覗えた。屋台で串を焼いてるおじさんとか、小さな売店でボールを売ろうとするおばさんとか、それからサーフィンインストラクターの若いいけてるあんちゃんたちなどが立ち並んでいる。だが、さすがは冬で、人の少なさからすればオフシーズンであることもわかる。それでも泳いでいる人は2、3人いたと思う。 

SくんとAさんというカップルを除いて、われわれもみんな泳ぐ気満々で、さっそく海パンに着替えた。外は15度くらいで、決して寒いわけではないが、それでも泳ぐにしてはやっぱり少し寒そう。だが、迷うことなく3人で一気にダッシュして水に飛び込んだ。最初は少し寒いが、慣れるとそうでもない。12月後半に海で泳げるとは、なんという贅沢だ!

波が結構強いので、一生懸命いに泳いでも全然進めず、元の位置に戻されてしまうのだった。だが、これらの波に対して向かっていき、飛び込むのも返って楽しく、3人でたくさん笑った。30分くらいすると波に飛ばされすぎて目が回ってしまい、そろそろ陸に戻ることにした。

だが、まだ体力も元気も余っており、土俵を作って今度は相撲をやってみた。泳がなかったSくんも参加した。一番太っている彼ならいけるんじゃないかと思ったが、やはり脂肪だけではだめで、体力のない彼は誰にも勝てずじまいだった。力士ってやっぱり、脂肪だけじゃないんだなと改めて思った。テコンドーで体を鍛えているGくんと3回勝負したが、2勝11分けだった。3回目の勝負では大外狩りを決めたが、一緒に倒れ、ほぼ同時に倒れたのでどっちが勝ったかがわからなかったということで引き分けになった。

日本で空手指導員をやっていた頃、稽古前によく子どもたちに相撲をやらせていたことを思い出した。みんな今もきっと元気で頑張っていることだろう。

1 件のコメント:

Yasuko さんのコメント...

果物とても美味しそうだね(o^^o)海もとても綺麗で、行ってみたいなあ。この写真好きです。

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