2012年2月2日木曜日

牛肉麺とカラオケ

February 2, 2011. Written in Taipei, Taiwan.

牛肉麺とカラオケ

台湾の南の京、高雄は台北と違っていつも空が真っ青。日本語ぺらぺらのフランス人Rと一緒に、台北の宿スタッフのWちゃんの実家に泊めてもらった。オランダ語のブログを見てもわかるように(って、わからないか)とても素敵な4人家族です。

到着したのは夜遅くだったが、翌日は弟だけを残して車で出かけた。
最初に行ったのは牛肉麺のお店だった。牛肉麺は台湾でよく見かける名物だが、店によってうまさが全然違う。われわれが訪れたのは高尾の有名店で、香川のうどん屋さんとどこか似た雰囲気が漂う。というのは、トッピングがいろいろと並んでおり、自分で好きなものをとってお皿に乗せてから麺と一緒に食べられるからだ。
だしとか、麺の太さなどもいろいろ選べるようだが、僕にはわからないのでとりあえず美味しそうなものを頼んだ。

やってきたのはものすごくデカイラーメン鉢に入った超大盛りの麺だった。その名の通り、中にはやんわりと煮込んだ牛肉がたくさん入っており、野菜もたっぷり入っていた。中国ではどこを探してもコシのある麺はなくて泣きそうになることもあるが、この麺にはコシも充分にあり日本人受けすること間違いなし! 麺の他にもおかずがたくさんあったので、高尾に到着して早々食べ物との大格闘になった。ちなみにこっちの旧正月でもひたすら喰う文化があるようで、正月太りとは日本のものだけのものではないということを確定してきた。

食後、重い身体で近くにある湖まで歩いた。湖の入り口には龍と虎の彫刻、それから観音様があり、高雄の有名な観光スポットらしい。Wちゃんの両親は彼女と性格がよく似ており、柔軟性のあるいつもよく笑う元気な人たちだった。あれこれとふざけながら楽しく観光した。中国語もいろいろと教えてもらい、有意義な3日間になりそうだった!ちなみにお父さんはテコンドーをやっているようで、格闘技ファンということでしょっちゅう蹴りを出しながら歩いていた。かなり仲良くできそうだ!

カメラを台に乗せて、タイマーをかけて観音様の前で写真を撮ろうとすると、急に風が強く吹き、カメラが落ちてしまい、レンズが見事に割れてしまった。キャノンのカメラだったが、Rくんによると「キャノン」という名前は観音様が元になっているらしい。まったく、何の役にも立たないじゃないか!もう信じない信じない!

カメラのショックは大きいが、せっかく案内してもらっているので気分を壊さないように努力した。そこで急に演歌が聞こえ、よく見るとおじいちゃんおばあちゃんが外でカラオケをやっているではないか!台湾のおじいちゃんおばあちゃんは(教育を受けていれば)みんな日本語を話し、今でもよく演歌を歌うらしい。Wちゃんのお父さんも歌えるということで、二人で石川さゆりの「津軽海峡冬景色」を歌った。終わると大きな握手があり「外人が日本語を歌った!」という声が聞こえた。
「僕、ニッポン人です」と中国語で答えてやった。
だがしかし、演歌を歌うのは難しい!今度は小田和正を歌わせてくれよな!

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