2011年9月13日火曜日

昼のバナナミルクに夜のお酒

 昨日は新しくできたフランス人の2人の友人と韓国の銭湯に行ってきた。彼らの韓国人の知り合いが勧めた「ソウルで一番きれいな銭湯」らしい。場所は都心から少し離れた梧木橋という駅から徒歩5分にある。確かに、見るからに清潔な風呂だが、天然温泉ではないようだし、露天風呂もない。今まで行ったどの韓国風呂にも、思ってみれば露天風呂を見かけたことは一度もない。
 そういえば、以前に釜山で健康ランド(韓国語ではジムジルバングという)で夜を明かそうとしたことがある。ところがフロントの女性に「外人お断り」ときっぱりと断られた。そういうルールならそれはそれで仕方ないとあきらめたが、入り口には韓国語だけでなく、日本語も表記されていることには少し参った。同じ海外から来たものであっても、日本人は外人と見なされないらしい。

 しかし、ソウルでは外人も受けいられているようだ。二人の友人としばらく湯に浸かり、その後は韓国でよく飲まれる「バナナミルク」を飲んだ。銭湯から出た後は、電車でソウル大学付近の駅まで行った。二人はソウル大学の留学生で、僕にその付近を紹介してくれた。ところが、今はチュソック(韓国の連休)で、お店はどこもやっていないし、街が死んでいた。それでも営業している店は何件かあり、そのどれかに入って3人で焼肉を食べた。特に一人とは感性がよく合い、話に夢中になった。もし学校や職場などの同期だったら、あっという間に親友になれたのだろうと思う。

 ゲストハウスに戻って、少しパソコンをやったあと、その前の日に仲良くなった中国人に「一杯やらないか」と誘われた。彼は酒好きで、韓国の強い酒をコンビニで買ってきた。一緒に飲みながら、彼自身や中国についていろいろな話が聞けた。英語がお互いにうまく伝わらないときは、紙に漢字を書いて、言わんとしていることを伝い合った。漢字とは、魅力的なものだなと思った。ただの音声を表す文字にはない深さがあり、普遍性がある。中国へ行くのがますます楽しみになってきた。

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