2011年9月6日火曜日

出会いと別れのKim's guesthouse

September 5, 2011. Written on train from Seoul to Pusan, South Korea.


出会いと別れのKim's guesthouse

 Kim’s guesthouseはソウルの郊外にあり、東京のそれとどこか雰囲気が似ている。ほとんどの角にはコンビニがあり、その他に多くの食堂やお店、それから事務所が並んでいて、遠くに都心の高層ビルが見渡せる。町を歩いている人は少なく、静かで落ち着いた感じだが、かといって町が死んでいるわけでは断じてない。唯一日本と明らかに違う点が、道路に落ちているゴミの量。どこを見ても必ずゴミが目につき、ゴミ袋にまとめてあっても、適当に道路の上に捨てられている。

 人と人との接し方も日本とは大分違うようで、日本のような丁寧な接客はまず見られないし、何もかもいい加減だけど感じが悪いわけでは決してない。犯罪もあまり多くないようで、人が平気で鞄をどこかに置いたり、貴重品が取られないようにするための用心もそこまで必要ないようだ。その点においては日本とよく似ている。

 適当に町をぶらぶらしていると、探したわけでもないのに、いきなり極真の道場が見えた。しかし、昼間だったのでドアは閉まっていた。夜になったらまた戻ってこよう。

 
























思ってみれば、まだ昼ご飯を食べていなかった。言葉が伝わらない以上、店に入るのに勇気がいる。かれこれ30分歩み続けて、写真からすればチヂミの専門店らしき店に入った。案の定、英語も日本語も一切伝わらないし、メニューもハングルのみ。
「チヂミ!」と言ったら伝わったようだ。何かを聞かれ、とにかく頷いてみせた。
韓国本場でチヂミを食べるのは初めてだったので楽しみだったが、結局チヂミと全然違う料理がきた。肉や魚や野菜を軽く揚げたもので、美味しかったから別に問題はなかったのだが、韓国ではこれもチヂミに入るのだろうかと不思議に思いながら食べた。


 






















店を出るとすることがなくなったので、とりあえずまたゲストハウスに戻った。東ヨーロッパの女の子たちは相変わらずテレビを見ていた。一体何のために韓国へ来たのだろうか。戻ってきた客が少し増え、中国人の女の子と少し話しをした。

 夕方になると、早速空手着を鞄につめて、もう一度道場へ向かった。道場の前には極真のTシャツを来た筋肉質の男が掃き掃除をやっていた。道場の指導員のようで、英語はそれなりに流暢だった。
 日本で極真をやっていて、今世界を回っている話をした。今日、または他の日に一回だけ一緒に稽古ができればとても嬉しいとも伝えた。
「あなたは松井派ですか?」と男は率直に聞いた。
松井派ではないと言うと、申し訳ないがそれなら稽古はできないとあっさり断られた。仕方なく引き取り、ゲストハウスに帰ることにした。きっとこれも旅のうちに違いない。釜山のユン先生のように心の広い方もいれば、一つ一つルールに沿って動く方もいる。それはそれで認めないといけない。
 少し元気をなくした状態でゲストハウスに戻ってくると、3人の中国から来た若いビジネスマンがちょうど着いたところだった。とても明るくて優しい人たちで、すぐに仲良くなれた。
 世界を回っている話をすると、羨ましそうにしていた。
「あなたは自分の人生を楽しんでいる。私たちは仕事を楽しんでいる」と皮肉った言い方で言われた。
その中の一人は26歳で、李と言った。日本の漫画やアニメが好きそうで、少し日本語が話せた。3人は会社の韓国支店を一から作り出すよう、中国の本社から依頼されたらしく、早速パソコンで支店の物件を探し始めた。僕も一つのブロゴを書こうと思って、パソコンについた。
すると、また新しいゲストが入ってきた。次と次と新しい出会いがある。Kim’s gesthouseはそんな場所だ。


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