2012年1月4日水曜日

ビール瓶のおそろしさ。

January 3, 2011. Written in Hong Kong.

ビール瓶の恐ろしさ

香港の夜の街。友人のLくん(ノルゥエイ)とPくん(フランス)とMくん(フランス)とで歩いていた。みんなソウルで出会った仲間で、この香港で再会した。昼間は一緒に観光し、夜はお酒を飲んで話した。
 飲み屋で出会ったタイ人との写真。

香港の夜の街を彷徨っていると、急に近くで怒鳴り合いが!二グループに別れてケンカしているようだ。地元の人たち対外国人とのケンカみたいだ。Mくんと僕は間に入り、やめるようにと説教。ところが、そこでいきなり地元グループの一人が、手に持っていたビール瓶を相手の頭に思いっきり振り下ろした。
「俺をなめんなよ!」顔の表情からして、それらしいことを言ってから、地元グループは逃げていった。おっかけるなんてするもんじゃないと判断した。いくら武道をやっているとはいえ、相手はビール瓶を振り下ろすくらい頭がいかれている。何があるかわからない。

それはそうと、今はとにかく頭にビール瓶を振り下ろされた彼を心配するべきだ。顔は血だらけになっている。頭が切れてるし、右の頬にガラス片が刺さっているようだ。だが、まだ意識はあるし、痛いのかと聞くと痛くないと言う。きっとアドレナリンが働いてるだけで、あとで激痛が来るに違いない。

Mくんがポケットから手拭を取り出し、彼に渡した。取り出していると、一緒にアパートの鍵を落としてしまうが、大らかな彼は自分でそんなことには点で気がつかない。そして、鍵は見事にマンホールの下に落ちてしまう。彼にそれを知らせると、彼が罰の悪い顔をして「ごめん」と言ったのはいいが、取ろうともしない。
「どうせ取れないさ」と彼は言うわけだ。だが、僕はやってみようじゃないかという気になった。コンビニでれんげんをもらい、マンホールを空けて、れんげんで鍵を掬い上げようとし、すぐに成功!
「やるじゃないか」とMくん。やるじゃないかって、お前がやれよ!

一方で、血を出している彼のために救急車が呼ばれ、数分で現れた。警察も一緒に来て、われわれも訪問を受けることに。だが、犯人なんてもうとっくにいなくなってるし、ここに戻ってくるほどばかじゃないから見つかるわけなどない。まあ、みんな無事ならそれでいい、か。

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