2012年1月8日日曜日

フレンチなお寿司

January 7, 2011. Written in Hong Kong.

フレンチなお寿司

まだまだフレンチの話は続くぞ!クリスマス・イブの翌日(って、クリスマスの日か)。
夜みんなで食事することになったのだが、フレンチはお寿司が食べたいということで、22時以降全品が半額になるという寿司屋を訪れた。有名なキャンペーンみたいで、九時半すぎにくると、もう店の前が大行列になっていた。8人なのだが、本当に8人分の席が空くかどうか心配だった。それでも、先に紙に注文を書いて、座れたときにお寿司がすぐにくるようにという、スピードの速いシステムはさすがで、相当儲かっているのに違いない。

僕は日本のKさん(香港から日本へ帰るということで、この日中国内地からやってきた)と紙をシェアして注文した。香港まで来て寿司というのも少し可哀相だが……。
一方で、フランス人が何を頼んでいるのかはわからないが、たくさん頼んでいることだけは間違いないようだった。

漸くお店に入れたのは、23時少し前だっただろうか。それでも、よく8人席が空いたなと思った。約束どおり、前もって頼んだ料理がどんどん来た。Kさんと一緒に頼んだまぐろ・いくら・うに・はまち・えんがわなど、定番だったりちょっと渋かったりといった注文がまずきて、味はそんなに美味しくないが、まあ海外だから仕方ない。

ところが、本当の驚きはフランス人らの注文が来たときだった。まったく何を考えてやがる!これは、もはや寿司じゃないぞ!日本文化を勘違いしている!
写真を撮り損ねたが、これと同じくらいの大きさのサーモン刺身と、カリフォルニアロールのお皿があった。

全部食べきれるわけないと思ったが、彼らは全部問題なく食べつくした。しかもものすごい勢いで。サーモンとカリフォルニアロールのみから成り立つ寿司とは、なんと悲惨なできごとだ!もう海外で寿司は食べたくないと思った。

おまけに、僕らの注文を見て、フランス人のコメントったらない。
「お前ら変なものばかり頼むね!」だってさ。「フランスでは、サーモンが基本なんだけどね」とも。
むっときたが、なんとかその怒りを抑えた。まるでフランス式に寿司を食べないとだめだぞ、と説教されてるみたいだった!

でもまあまあ、海外はそんなもんだろうということで落ち着こう。とにかく楽しい食事会だった!うん!

ロマンチックなPくんは、ひたすら僕のことを指差しては「ラスト・クリスマス」を歌ってくれた。感動!うれしいよ!
全品半額だったのだが、ものすごい頼みっぷりのせいで結構な値段になった。それなら飲茶へ行きたかったよ!!

 あっ、ちなみに彼らの翌日の夕食だが、バーベキュー式の焼きサーモンでした。これ、本当の話……。

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